2025年1月30日
医学博士金城実が予防医療に取り組んだ理由(4)現代医療と予防医療の根本的な違いとは?
医学博士金城実が予防医療に取り組んだ理由(3)ポイントまとめ
※本コラムは医学博士金城実が予防医療に取り組んだ理由(3)健康診断で「異常なし」の本当の意味の続きです【前回のポイント】
・慢性疲労、体力低下、手足の冷え、肩こり、腰痛、乾燥肌、抜け毛、便秘、下痢、アレルギー、花粉症、物忘れ、不眠など、体調不良や症状があるということは、カラダの中で何かが起こっている証拠であり、カラダからのSOSメッセージ ・健康診断だけでは、病気は減らない。いくらガン検診をしてもガンは減らせない ・超高齢社会の中で、病気を見つける健康診断による早期発見、早期治療に取り組んでいるだけでは、病人は減らず、医療費も介護費も毎年増え続けていく。これが日本の現状と予測される未来である ・私たち1人1人が予防医療に取り組み、病気を予防出来たら、病院に通う回数を減らせたら、健康寿命を+10年で介護を受けず生活出来たら、医療費、介護費の抑制は可能である現代医療と予防医療の根本的な違いとは?
現代医療(治療医学)と予防医療の違いについて理解しておきましょう。
上の図は人が誕生から死までをイメージした図と考えてください。左から右に進んでいき、左の緑の部分は健康な状態、右の赤い部分は病気が見つかった状態となります。人は日々老化していきますから、何もしていないといつか真ん中にある「病気の壁」を越える可能性が高くなります。
健康診断、ガン検診、人間ドックは病気になったものを見つける方法であり、現代医療・最先端医療(病院やクリニックでの治療医学)は病気の壁を越えて見つかった病気を治療するための対症療法(図でいうと病気の壁を越えた赤色の状態)となります。
それに対して私の取り組んできた予防医療は、まだ病気でない状態で生活習慣やカラダ、症状の根本的な問題とその原因に着目し、その問題を改善するための行動を実践。まだ病気でない段階でセルフケア対策をすることで「病気の壁を越えないようにする」(図でいうと病気の壁を越える前の緑色の状態)という考え方です。
今は健康診断で異常のない病気の壁の手前「緑」でも、食生活の乱れ、運動不足、タバコ、お酒、睡眠不足などを改善しないと、徐々に病気の壁に近づき、やがて病気の壁を越えて、健康診断で「異常有り」「要入院」になります。
■健康診断と予防医療は何が違うのか?動画■
【知らないと将来困る!?】健康診断と予防医療(Dr.セルフチェック)の役割の違い
https://youtu.be/H0XHWj5nnbI



