2025年2月18日

甘いものが肌、血管、内臓の老化を促進させる

甘いものが老化を促進させる

日本では、老化予防、アンチエイジングなど老化に関するテレビ番組や雑誌が山ほど出ている一方で、コンビニに立ち寄ると、スイーツが所狭しと並び、チョコレートや甘いスナック菓子や菓子パンの多いこと。また、パフェやアイスクリームの美味しいお店に行列ができているTV映像が紹介されると「ここに並んでいる人の健康状態は大丈夫?」と私としてはとても複雑な気持ちになります。 糖分(糖質、砂糖)が体の中の重要なタンパク質(カラダの固体構成要素の50%)を「糖化」しているという話を聞いたことがありませんか?タンパク質が糖化されると、タンパク質が劣化変性して、本来の機能を発揮できなくなってしまいます。人間にとって、これはまさに一大事です。   タンパク質と言っても漠然としているので、皆さんがよく知っているタンパク質を列挙してみます。皮膚を作るコラーゲン、血管を作るコラーゲン、食べたものを消化する消化酵素、細胞でエネルギーを生み出す酵素、インフルエンザに感染したときに体を守ってくれる免疫抗体、骨、軟骨、筋肉などなど。カラダはタンパク質でできていると言っても過言ではありません。  

糖化は肌、血管、内臓、骨を老化させる

大切なタンパク質が劣化変性してしまうと、肌のしみ、しわなどトラブルが発生、血管が老化すると動脈硬化が進行し、食事を消化できず便秘や下痢になり、代謝が低下してエネルギーが作れず疲れやすくなり、免疫力も低下してインフルエンザなどの感染症にかかり、骨や関節や筋肉も弱くなり、骨折しやすくなり・・・要するに元気な生活ができなくなってしまうのです。   皆さんが日常生活の中で食べたり飲んだりする糖分(パンやケーキや甘い物など)が多すぎると、体はどんどんと老化(劣化変性)します。ただ、大好きなケーキ、スイーツ、大福を食べるなと言うつもりもありません。必要以上に食べていると、余分な糖分がタンパク質を劣化変性し、肌、血管などカラダを老化させてしまうということを理解しておいてください   甘いものが大好きという方で、さまざまな肌トラブルや便秘下痢があって、疲れやすくて、腰痛や膝痛があって、すぐに口内炎になったり風邪をひいたり膀胱炎になりやすいと感じているのであれば、その原因が甘いもの(砂糖などの糖分)の摂りすぎかもしれないと気付くだけで大きな一歩です。甘いものを少し控えるだけで、老化予防や今感じている体調不良が改善するとしたら、試してみる価値は十分にあると思いませんか?