2025年2月18日

メタボリック症候群は大事故が起こる前兆である 【カテゴリー】

メタボリック症候群は、命に関わる大事故が起こる前兆である

「メタボリック症候群ってほんとうに危険なの?」「メタボだけど特に痛みもないし・・・」と思っている方、メタボの本当の怖さについて勉強していきましょう。   メタボリック症候群という言葉は、日本の国策だったのでどこかで耳にしたことがあるでしょう。予備軍を入れると、なんと2000万人(日本人の6人に1人)が当てはまると言われています。特に病気というほどの症状(痛みなど)もないために危機感があまりなく、すこしお腹周りの脂肪が増えて、ウエストも増えて「私もメタボ!」とニコニコしながら答えている方もいるようです。   しかし、本当は笑っている状況ではなく、メタボリック症候群と判定されたということは近い将来あなたのカラダで命を脅かすような大事故が起こると予想されたということなのです。まずは、そのまま放っておくのは大変危険な状態であることを理解してください。  

メタボリック症候群だと心筋梗塞のリスク35倍!?

メタボリック症候群で内臓脂肪増加(お腹の中の脂肪で、腸に貯まったホルモン焼の脂)や脂肪肝(フォアグラを作るために無理やり肥育されたガチョウの肝臓のように、脂肪が増えて正常に機能しません)が進むと、血管の動脈硬化が進みます。     そしてメタボリック症候群が進むと、高血圧になる確率は3倍、糖尿病になる確率は5倍、これに高脂血症(中性脂肪やコレステロールが高い)が加わるとあなたの心臓が突然止まる心筋梗塞になるリスクはなんと35倍にもなります。  

車なら警告ランプが多数点灯している状態

みなさんのカラダを車に例えると、ブレーキがかなり磨り減り、タイヤの空気圧も異常があり、エンジンオイルがかなり汚れて警告ランプが多数点灯している状態です。確かに今は動きますが、近い将来、間違いなく動かなくなる、もしくは事故によって自分の命が危なくなるような事態に陥ります。誰も警告ランプが多数点灯している状態の車を運転したいとは思わないでしょうし、きっとすぐに修理工場で整備をしてもらうはずです。   みなさんは自分のカラダの整備、メンテナンスをきちんとしていますか?メタボリック症候群の自分を本気で「危ない」「危険」「まずい」と感じていますか?本当に、今のままで大丈夫ですか?   内臓脂肪が増えてきている状況(ウエストや体重の増加、血圧、血糖値の上昇など)を放置していると、メタボリック症候群によって起こる高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中のリスクが何倍にも高くなるということを自覚し、今日から出来る対策を始めてください。