2025年1月21日

メタボリック症候群のリスクと危険性

メタボリック症候群のリスクと危険性とは?

皆さん、メタボリック症候群という言葉を聞いたことがあると思います。 一度、メタボリック症候群、メタボリック症候群(予備軍)の判定基準について、確認をしておきましょう。   【判定基準1:ウエストサイズ】 ➀男性はウエスト85㎝以上、女性90㎝以上である   【判定基準2:血糖値、血圧、脂質】 血圧、血糖値、脂質の3項目のうち2項目以上で基準値より外れるとメタボリック症候群、3項目のうち、1項目で基準値より外れるとメタボリック症候群 予備軍となります。 ➀血圧:最大血圧が130mmHg以上かつ、または最小血圧が85mmHg以上 ➁血糖値:空腹時血糖が110mg/dL以上 ➂脂質:中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dL以上かつ、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満   皆さんはいかがでしたか?   でも、メタボリック症候群がどんな状態で、どんなリスクがあるのかはご存知でしょうか? メタボリック症候群とは、ずばり「内臓脂肪」が多い病気です。今回はこの「内臓脂肪とは何か?」「どんな病気リスクがあるのか?」についての話です。  

メタボリック症候群、内臓脂肪の増加で糖尿病リスク5倍!!

メタボリック症候群とは肥満症の一つで、別名内臓脂肪症候群と呼ばれ、その名の通り内臓脂肪が多い状態に、高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中など病気リスクが高い状態のことを指します。   では、内臓脂肪とは何か? 腸のまわりについた脂肪(ホルモン)や肝臓に溜まった脂肪(フォアグラ)が内臓脂肪です。焼肉屋でたべるホルモンは牛の腸ですが、あのホルモンについている脂が内臓脂肪そのものです。また、フランス料理で使う高級食材のフォアグラは、ガチョウの肝臓に脂肪をしっかり溜めこんだ霜降り状態の脂肪肝です。イメージできましたか?   皆さんのお腹の中はいかがですか?腸に脂肪がたくさん溜まっていませんか?腸のまわりに脂肪がつくと、腸の調子が悪くなって、下痢と便秘を繰り返す、ちょっと下腹が出てきたと感じ始めます。   肝臓に脂肪がたまって脂肪肝になると、血液検査でγ-GTの数値が上昇、肝臓の解毒機能が低下して体内の老廃物や食事中の有害物質の解毒ができなくなり、代謝機能が低下すると体がだるく疲れやすい、風邪をひきやすい、膀胱炎になりやすい、など免疫力低下や体力低下を感じるようになります。このような症状がありませんか?あれば要注意。内臓に脂肪が溜まってきている証拠です。   また、血管の周りに脂肪が溜まれば動脈硬化がすすみ、高血圧や狭心症、脳梗塞につながります。これが細胞の周囲に溜まると、血液中の糖分を細胞内に取り込むことができなくなり、血液中に糖が余って血糖値が上がり糖尿病になります。実際、内臓脂肪が蓄積したメタボリック症候群では、糖尿病になる確率は5倍、高血圧や痛風になる確率は3倍といわれています。

内臓脂肪には究極の脂肪燃焼運動「腕振り運動」がオススメ

内臓脂肪を減らせば、メタボリック症候群が解消され、高血圧、糖尿病も改善するということも知られています。 内臓脂肪が気になる方には、究極の脂肪燃焼運動「腕振り運動」をオススメします。   ■腕振り運動のやり方動画■ 【わずか1分‼脂肪燃焼ダイエット】医学博士考案 腕振り運動の効果とやり方 https://youtu.be/ox544GDr0MA  

  診断基準の一番はお臍周り(お臍の高さの腹囲)。男性85cm女性90cmが境界値です。お臍周りとCTで測定した内臓脂肪とは相関が深いのです。   まず、自分の身体の状態をチェックすることからスタートしてください。チェックすることで自分の体の問題点に気づくことができるかもしれません。   頑張らなくてもできることから始めてみませんか。 頑張っても、1週間でやめてしまっては、意味がありません。 継続することが、何よりも大切です。